【セキセイインコ】生後4ヶ月で初産卵~通院するまでの記録(発情・産卵過多とその対策)
セキセイインコ 、卵を産む
我が家のセキセイインコ(メス)のあさひの、『初産卵から発情・産卵過多』それに対する『発情対策』の記録です。
※あくまでも我が家のセキセイインコの場合で、飼い主の私はただの素人です。
なにかありましたら獣医さんに相談してくださいね。
当時の飼育環境
- 夫婦2人暮らし、1羽飼い(甘えん坊な手乗り)
- 共働きで日中1羽で留守番有り
- 12時間程度は遮光カバーで鳥籠を覆っていた
- 家の間取り上、完全に夜間に人の気配がない部屋は用意できない
- 食事はシードがメイン。野菜やペレットも副食として与えていた
初産卵
我が家のセキセイ女子のあさひは、4ヶ月になる頃に初めて卵を産みました。
3か月頃から、なにやらゴニョゴニョとおしゃべりの練習を始めたのでオスかと思っていたのでビックリ!
初産卵は卵を1つだけ産んで、温めることもなくつついて壊すこともなく終わりました。
まだまだ見た目は雛なのに、こんなに早く産むこともあるんですね。
ちなみにショップにいたときから小柄な子で特別に発育が良さそうな感じはありませんでした。
数か月ごとに数個産み始める
初産卵から数か月後だったと思いますが、あさひがまた卵を産みました。
今度は1個だけではなく、2~3個。
温めたりもなく放置で興味は無いようでした。
そしてまた数か月後に数個産んで放置。
まだあどけなさが残る見た目ではありましたが、性的には成熟していくころで産卵してもおかしくはないわけで…。
卵が詰まることもなく上手に産めていたので、若いしある程度は自然なことかと思い見守っていました。
1才を過ぎたころからどんどん産むように…
最初は数か月に数個の産卵ですんでいたあさひ。
しかし、1才を過ぎたころから様子が変わってきました。
明らかに産卵頻度と個数が増えて、毎月5~6個は産むようになりました。
2日に1個ペースで産むこともあれば、数日おきにポツポツ産むこともありました。
さらに、今までは無視していた卵を温めるようになったのです。
巣箱は無いので、鳥籠の隅で敷いている紙をちぎって巣のようにしていました。
一か月程抱卵しては孵らないと諦めて、1週間ほど経つとまた産卵と抱卵を繰り返すようになりました。
このころは、ずっとろう膜(インコの鼻の部分)が茶色で発情期特有のツーンとする匂いも強烈でした。
発情対象の旦那に対するアピールと執着がものすごかったです。
通院前の9個の発情対策
ネットや飼育本の情報を頼りにできるものを実践していました。
すぐに簡単にできる対策もあるので、様子を見ながらやってきました。
それで発情が治まる子は治まるそうなので期待を込めて…。
ちなみに我が家のインコの発情は止まりませんでした(泣)
1、日照時間のコントロール
発情が多くなってきてから、もともと12時間ほどだった遮光カバーをかける時間を14時間くらいに増やしてみました。
家の間取り上、完全に夜間に人の気配がない部屋は用意できないので完全ではないのかもしれません。
これだけでは発情は止まりませんでした。
2、高カロリーなシードを与えない
栄養が豊富すぎても発情に繋がるとのことで、低カロリーな構成のシードを中心に与えました。
ただ、今思い返すと低カロリーでも好き嫌いして食べ放題なくらい与えていたのでほとんど意味がなかったと思います。
※インコの食事制限(ダイエット)は経験がなく、やるなら獣医さんの指導を受けてからやりたかったので転院して本格的な治療を開始するまでやっていませんでした。
3、巣箱を入れない、巣を連想させる狭い場所に行かせない
もともと巣箱は入れていませんでした。
あまり狭い場所に行かせないように、服の中に潜り込まないように…などは気を付けました。
4、発情対象の撤去
発情してしまうお気に入りのブランコや鏡付きの止まり木は外しました。
籠の中が殺風景になり、明らかにヒマそうにしていて可哀そうでした。
しかし、ヒマになったことで大好きな旦那(一番の発情対象)への執着心が強まったようにも感じました。
旦那はなるべくインコと関わらないようにしていましたが、一緒に住んでいるとなかなか難しいのが現状でした。
5、背中を刺激しない
交尾を連想させるので厳禁!
もちろん触りませんでしたが、大好きな旦那を見るや止まり木の上だろうが籠に張り付いた姿勢だろうがお尻を上げて交尾ポーズ!(通称・シャチホコ)
シャチホコポーズのまま歩いたりもしていましたし、触るとか触らないとかいう次元じゃなかったですね。
6、過剰な温度管理は止める
夏はワキワキしない程度、冬は寒さで膨らまない程度の最低限の温度管理にとどめました。
快適すぎると年中発情してしまうので、発情に適さないように季節感を演出!
が、効果はありませんでした。
7、籠を置く位置を変えたり、見慣れない物を置いてほどよいストレスを与える
もともと家の中の色々な部屋に連れていくこともあってか、置き場を変えるのは効果無しでした。
見慣れない物も数時間も経てばすっかり慣れてしまいます。
歌う小鳥のオモチャと数時間後には一緒に歌っていて飼い主は負けたと思いました。
しかし、掃除機・通行人・窓の外を横切る野鳥・日光浴は苦手なようでこちらはほどよい刺激になっていそうです。
ただ、発情は止まりませんでした。
8、気が済むまで抱卵させ、卵を撤去する
抱卵している一か月くらいは産卵することはなくて、その点では効果があったのかもしれません。
これで「今回のシーズンはダメだったなぁ」とインコ側が諦めてくれればOKでしょうが、あさひは諦めず次の産卵へ。
9、偽卵を使う
上記の対策だけでは効果がなかったので偽卵(プラスチック製の偽物の卵)を使ってみることにしました。
偽卵を入れることによって、鳥に「もう十分タマゴ産んだしもう産まなくてもいいや」と思わせて産卵数をコントロールできるようです。
何個産んだか数えているわけではなくて、必要な数(セキセイインコだと5~6個くらい)になるまで産み続ける習性を利用するんですね。
壊れたりして足りなくなったら産み足すんだとか。
結果的には効果はありませんでした。
産卵止まらないし偽卵もまとめて温めだした
1つ卵を産んだのを確認してから、偽卵を巣にしている籠の隅に入れてみました。
どう見ても本物の卵より小さいしバレるんじゃないかと思いましたが、信じてもらえたようでした。
本物の卵と一緒に偽卵も温めていました。
これで産卵が止まるかと思いきや止まらず、結局また5~6個産むあさひ。
本物と偽卵と合わせて10個近い卵をまとめて抱いていました。
上の写真がその時のものです。
はみ出ているのが偽卵。
食事とわずかな放鳥時以外(すぐに籠に戻ってしまう)、ずっと抱卵したまま。
羽根もぼさぼさで、抱卵のためにお腹が禿げて、ほとんど動かないから爪も伸びてしまっていました。
これはおかしい、受診の決断
病院で診てもらおう、そう決めました。
自分達にできることはもうありませんでした。
その時、2020年1月。あさひは1才4ヶ月。
初めての産卵から1年、過剰な産卵が始まって4ヶ月は経っていました。
今思い返すと、遅すぎる決断でした。
多い時ではひと月に10個近く産みました。
あんなに小さな体に数十個もの卵を産ませてしまいました。
幸い、セキセイインコを診てくれる病院が近くにあり、メスの発情過多で通院した方の良いレビューもあったので行ってみることにしたのです。